必要なお金は年齢とともに減っていきます
女性の平均寿命を86歳として、年間生活費240万円(月20万円)で暮らしている家庭であれば、85歳時には240万円の現金が手元にあれば1年暮らせます。同じ考えで84歳なら480万円あれば2年暮らせます。 このように逆算していくと、上の図のような三角形になり、現在35歳だとすると、この人の生涯で必要な生活費は、1億2,240万円であることがわかります。
これは、別の見方をすると、人の一生涯をみたとき「必要なお金は年齢とともに減っていく」とも言えます。 例えば、専業主婦の奥さんが50歳の時に旦那さんを亡くした場合、残りの人生を女性の平均寿命である86歳まで過ごすために必要な生活費は、8,640万円ということになります。
ムダのない保険を選ぶことが大切です
「必要なお金は年齢とともに減っていく」という大切な事が分かったところで、保険についても考えてみます。
生命保険には保障額(死亡時に受取るお金)が一定のタイプと保障額が年々減っていくタイプがあります。
四角形の保険は、多くの人が加入している一般的なタイプです。 加入時から満期時まで同額の保障額が設定されたもの、つまり、死亡時の年齢に関係なく一定額の保険金が給付されます。
「必要なお金は年齢とともに減っていく」にもかかわらず、年齢を重ねるほど、実際に必要な額以上の保険金が給付され ます。
お金が沢山もらえるなら良いのでは、と思われるかもしれませんが、下のタイプと比べると保険料もその分高くなります。
三角形の保険は、加入時の翌年から、保障額が年々減っていきます。このタイプは、「必要なお金は年齢とともに減っていく」性質に合っており、非常に合理的でムダがありません。
ちょっとした算数の話ですが、上の四角形と下の三角形を比べると、その面積は半分となっているのが分ると思います。これを保 険料に置き換えると、あなたが支払うトータルの保険料が、四角形の保険に比べ、約半分で済むということになります。
※保険金:保険に加入することで、万一の際にもらえるお金
※保険料:保険金をもらうために支払う掛け金
保険金はたくさんあるに越したことはないのですが、その分保険料も高くなります。保障額は、自分に合ったサイズを測ることが大切です。
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